マテリアリティ 01
道産品のグローバル競争力向上を目指す域外出荷強化計画

交通工学で食料供給基地・北海道をより魅力あふれる大地にする

北見工業大学/小樽商科大学/帯広畜産大学

北海道の農業や水産業から生み出される一次産品は、アジア地域を中心にグローバルなブランド力があり、今後も競争力を向上させる取り組みが欠かせません。北見工業大学では、競争力向上の一助とするため、広大な北海道における交通網を最適化し、効率的かつ安定的な輸送計画を作ることによって、物流のスピード化・コスト削減を目指す研究に取り組んできました。この推進計画では、域外出荷に関する一次産品の物流効率化、さらには加工度を上げ出荷していける仕組みの構築を目指し、北見工業大学に加え、帯広畜産大学、小樽商科大学が連携して取り組みます。

研究代表者

北見工業大学 地域未来デザイン工学科 社会インフラ工学コース 髙橋 清 教授

北見工業大学 地域未来デザイン工学科 社会インフラ工学コース 富山 和也 准教授

背景

北海道は、国土の22%を占める広大な大地を有し、国内最大の食料供給地域であり、農業産出額、漁業生産額、食料品出荷額がすべて全国1位で食関連産業が基幹産業となっています。

一方、北海道はその広大さゆえに、都市間の距離が全国の2倍という広域分散型であることから、農業や漁業などの産地と消費地を結ぶ交通網の維持や物流の効率化が課題となっています。北海道の一次産品をより早く鮮度の良い状態で、またよりコストをかけずに出荷できるようにすることは、北海道の一次産品の競争力向上に欠かせない取組なのです。

オホーツクから出荷待ちの一次産品(ニンジン・ホタテ)

 
解決したい地域課題・社会課題

①広大な北海道における物流コストの増大
②輸送時間の長期化による一次産品の付加価値(鮮度)の低下、フードロスの増大
③生産から出荷までの安定的なフードバリューチェーンの構築

研究シーズ

①インフラ等を活用した新たな交通網の整備計画に関する研究
②効果的な道路選択による交通の最適化技術に関する研究

 

苫小牧埠頭

日本通運による輸送
現在実施していること・今後実施予定のこと

・新たな食産業の構築と搬送方法との連携に関する研究とその可能性調査
・道東地域の第一次産業における物流の現状等に関する調査

目指したい未来

私の研究室では、「都市と交通」を総合的に捉え、工学技術にその基盤を置きつつも、社会心理学や統計学、経営学などのアプローチを応用し、多角的な観点から研究・教育を実施しています。研究領域は幅広く、世界水準の観光交通計画、次世代の交通まちづくりなど、私たちの生活を守り、豊かにするための研究を実践しています。

その中の一つが、道産品のグローバルな競争力向上を目指す、この取り組みなのです。国内最大の食料供給地域であり、農業産出額、漁業生産額、食料品出荷額がすべて全国1位という北海道を「都市と交通」という視点から、より一層魅力あふれる大地にしていきたいと考えています。

私たちの生きる都市の未来は大きく開かれていると確信しています。その可能性とワクワクする期待を共有し、一人ひとりが都市と交通の未来を形づくる主役となり、創造的な取り組みを行うことができる研究を展開していきます。


重要課題(マテリアリティ)と推進計画

マテリアリティ 01
農林水産業やものづくり産業の生産性・競争力の向上

マテリアリティ 02
地域社会のスマート化・再生可能エネルギーの活用

マテリアリティ 03
環境との両立による持続的な食料供給

マテリアリティ 04
宇宙、農業、デジタルバイオなどの成長産業化・スタートアップの創出

マテリアリティ 05
健康で社会参加できる共生のまちづくり