マテリアリティ 02
地方都市圏へのMaaS (Mobility as a Service) 社会実装

Well-beingな地域社会を「移動」から支える

室蘭工業大学

MaaS(マース:Mobility as a Service)とは、移動手段に関わらず移動をサービスとしてとらえなおし、多様な交通手段をデータで統合化し、人々の移動を支援する概念です。室蘭工業大学は現在、室蘭市室蘭テクノセンターPanasonicITS社、WILLER社と連携して「地方都市圏へのMaaSの社会実装」を進めています。

「室蘭MaaSプロジェクト」ウェブサイト

研究代表者

室蘭工業大学 もの創造系領域 社会基盤ユニット 有村幹治教授

背景

地方都市では人口減少と高齢化が進行しています。室蘭市も例外ではありません。
高齢者が主に移動手段として利用するのは公共交通機関です。彼らの外出目的は買い物や趣味・娯楽、
通院ですが、移動手段が限られているために、年齢を重ねるにつれ外出の機会が減る傾向にあります。
また、公共交通機関であるバス会社やタクシー会社においても、人手不足や高齢化の問題が
生じています。売り上げが下がれば働く意欲も下がるという悪循環の中で、利用者の満足度を保ち
若い働き手を確保するために、業界全体で現状を打破するための新たな取り組みが求められています。

解決したい地域課題・社会課題

①高齢者にとって使いやすいとは言えない現状の公共交通手段
②外出のしづらさが招く、高齢者の孤立やフレイル(加齢による心身の衰え)の増加
③公共交通機関の事業者における若い働き手の不足
④個人の自家用車使用によるCO2の排出

研究シーズ

・MaaSを構成する交通事業者間のデータ連携の方法と交通シミュレーションによる移動サービスの設計
・老若男女問わず多様な方にとって使いやすいMaaSアプリケーションのデザイン検討
・顧客・ルート・予約・決裁等の情報管理手法

 

現在実施していること・今後実施予定のこと

・実証実験「室蘭MaaSプロジェクト ~いってきマース~」
  2020年11月~2021年1月の期間中、室蘭市内でタクシー相乗り実証実験を実施。
  2021年11月~より正確な需要予測をします。

 

【2021年11月8日~12月3日】実証実験「ちょい乗り白鳥台」

ちょい乗り白鳥台

 

・ビジネスモデルの構築
  室蘭市域全体の公共交通のありかたを含めて、室蘭市地域公共交通活性化協議会
  連携しビジネスモデルの構築について検討します。

企業連携による社会実装
室蘭MaaSプロジェクト「いってきマース」

目指したい未来

MaaSによって既存の公共交通機関の有効活用を促進し、どんな人にとっても使いやすく便利な移動サポート手段を確立することで、「誰もが移動に困らないまちづくり」を実現したいと考えています。

関連note

移動のしやすさは生きがいを支える ~室蘭工業大学の研究を撮る①~


重要課題(マテリアリティ)と推進計画

マテリアリティ 01
農林水産業やものづくり産業の生産性・競争力の向上

マテリアリティ 02
地域社会のスマート化・再生可能エネルギーの活用

マテリアリティ 03
環境との両立による持続的な食料供給

マテリアリティ 04
宇宙、農業、デジタルバイオなどの成長産業化・スタートアップの創出

マテリアリティ 05
健康で社会参加できる共生のまちづくり